「平和・安全保障」カテゴリーアーカイブ

日本にプーチンを生まないために

「自国民を守るため」と他国に侵略する 「自衛のため」。

自国民が集団虐殺にあってると 兄弟国の民を集団虐殺する

原発を攻撃する 「自衛のため」。

小児・産科病院を攻撃する 過激派の拠点になってるから。

避難のための人道回廊を攻撃する 避難という名の攻撃部隊だから。

生物化学兵器が存在する 開発してた だから先制攻撃する。

戦争に反対する自国民も非国民として捕らえる 国益を害しているから。

そして死刑にせよと叫ぶ。

死刑にできないからと戦闘の最前線に戦闘員でない者を送り出す

これらの行為のどこに人間の道理があるのか。 理性はあるのか。

でも これが戦争だ。

だから戦争しちゃならない。

自衛のため 自衛のため 自衛のため

私の決断が正しい 正しい 正しい

反対したら 自分たちが選んだリーダーによって 自分も弾圧される

これが戦争の本質。

だから戦争絶対反対。

さあ 私たちは何を教訓にすべきか

自分たちが被害者になることだけじゃなく

自分の国が加害者になることも想像しておかなきゃならない。

そうならないために 何をしなければならないか

プーチンのようなリーダーを生み出さない

独裁者を生み出さないためにどうするか

考えなければならない。

プーチンを生み出す体質 日本にないか

日本にプーチンを生まないために私は戦う。


ロシア国内でも勇気を持って戦い続けている人がいる

本日のナビゲーター
田村剛 オーディエンスエディター
 いまロシアで「戦争反対」の声を上げることが、いかに勇気のいることか。デモの参加者が次々と拘束される映像を目にするだけでも、その厳しさは想像に難くありません。そんななか、反体制派の知識人として知られるロシア在住の女性から、ウクライナ侵攻に反対する手記が寄せられました。「破局がこれほどひどいものになるとは思いもよりませんでした」――。ロシアの現状を憂え、プーチン大統領を厳しく批判する内容です。戦争を繰り返してきたこの世界で、彼女の訴えは私たちにとっても重く響きます。その全文を掲載します。
プーチン氏が始めた戦争「衝撃を受けている」反体制派が苦悩の手記
モスクワ中心部の広場で開かれたウクライナ侵攻への抗議集会で、警察や内務省の治安部隊に拘束された男性=2022年2月24日、モスクワ、石橋亮介撮影
 「プーチンはウクライナばかりではなく、ロシアをも殺したのです」

プーチン政権に批判的な立場を貫いてきたロシアの知識人が、ウクライナ侵攻で受けた衝撃と苦悩、そしてロシア社会の現状を、国外の読者に向けた手記につづった。

筆者は、ロシア文化の研究に半生を捧げ、反体制派知識人としても知られている女性で、手記を熊本学園大学の太田丈太郎教授(20世紀ロシア文学・ロシア文化)に託した。身の安全のために、匿名での公表を望んでいる。

手記は、プーチン氏が始めた戦争について「私たちは衝撃を受けています」「いまにいちばん恐ろしいことが起こると、誰もが知っていたのにもかかわらず、それが本当に起こると信じることができなかったのです」と記している。

「ヒトラーがキエフを爆撃したことを私の父は覚えています。ところが、こんどはプーチンです」「私たちは今、解放者の側ではなく、占領者の側にいる」

危険を顧みずにウクライナにいる友人や親戚と連絡を取り合い、支えになろうとしている人々が多くいる一方で、「たいへん多くの人たちが戦争を支持し、プーチンを支持しています。むろん彼らも、怪物じみたプロパガンダの犠牲者なのです」と、ロシア社会の現状を説明している。

「ウクライナがアメリカと生物兵器を開発した、それをやめさせる必要があった、などというたわごとを、どの人も繰り返している。中央の放送局でこう言われていて、それを人々はおうむ返しにしているのです」

ロシアの反体制派が今置かれている状況については、「反プーチンのデモに何年も参加してきた私たち自身、いまとても悪い立場に置かれています。私たちはプーチンにも、西側にも、自分自身の良心にも、いちどきにたたかれ続けているのです」と吐露している。

欧米企業が次々にロシアから離れていくことを、大きな時代の節目ととらえている。「マクドナルドの撤退は象徴的なできごとです。これはかつての民主的なロシア、ゴルバチョフとエリツィンの築いたロシアの終わりを意味するのです」

太田氏によると、ロシアでは、若手を中心に、すでに多くの研究者が国外へ脱出した。一方で国内に残って反戦の立場を貫いている大学関係者、研究者、文化人らに対する圧力は日ごとに強まり、自由な発言は封じられ、事実上の「人質」となっているという。

太田氏は「国外で欧米諸国にたたかれ、国内ではいつ迫害対象になるかもわからない。友人たちの運命を案じています」と話している。(駒木明義)

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「おかあさんは侵略者の国にいる。ほんとうだね」 苦悩の手記全文
モスクワ中心部の広場で開かれたウクライナ侵攻への抗議集会で、「戦争反対」と書かれた紙を掲げる女性。この数十秒後、治安部隊に拘束された=2022年2月24日、モスクワ、石橋亮介撮影
 ロシアに住み、プーチン大統領が始めたウクライナへの侵攻に反対する、ある知識人の女性から寄せられた手記の全文は下記の通り。

2022年3月9日(水)

私たちは衝撃を受けています。あぜんとしている。がくぜんとしている。

私たちとは、ウラジーミル・プーチンを一度も支持したことのない市民層のことです。私たちは常日頃、この男はいずれ国と世界を破局へ導くと述べてきましたが、それが現実となったのです。

全世界が、プーチンは戦争準備をしていると主張してきました。ロシアや世界の数十、数百のアナリストたちがこの状況を予告していました(あのときすでに、あからさまな戦時用語が使われ、軍がウクライナ国境へ近づいていたのですが)。それでも世界中の誰も、私たちもですが、破局がこれほどひどいものになるとは思いもよりませんでした。いまにいちばん恐ろしいことが起こると、誰もが知っていたにもかかわらず、それが本当に起こると信じることができなかったのです。

国外にいる息子が電話してきて、私に言うのです。おかあさんは侵略者の国、占領者の国で暮らしているのだね。そうね、ほんとうだね。こう認めることは恐ろしいが、それも白日の下にさらされた。

(戦争が勃発した2月24日以降)はじめのうち、私たちはなにも手につきませんでした、今もなにもできません。そのうち目が覚めたら、悪夢は消える気がしていたけれど。でも消えなかった。戦争が始まってもう13日です。まさか、これから113日、213日、313日と続きはしないだろうか。まさか。なぜ? なんのために? 1人の気の狂った老独裁者がプライドを満足させるためにおこしたムラ気のせいで。

どんな攻撃も罪悪です。でもウクライナの人たちは、実際私たちの親戚で兄弟なのです。何世代にもわたって同じ国で一緒に生きてきた。プーチンが言っていることとはぜんぜんちがう。とてもたくさんの親戚や友人たちがウクライナにいるのです。

ヒトラーがキエフを爆撃したことを私の父は覚えています。ところが、こんどはプーチンです。ウクライナとの戦争で用いられる物言いを聞くだけで、胸をナイフで刺されたような気がする。テレビで言うでしょう、キエフが包囲された、ハリコフが空爆、ヘルソンは陥落……こんなのは第2次大戦中の物言いです。まるで小学校の歴史の教科書の中に転げ落ちてしまったようだけれど、ただ私たちは今、解放者の側でなく、占領者の側にいる。

親戚や、周りの人たちのことを話しましょう。

ウクライナには、ロシア人なら誰にでも友人や親戚がいます。連絡を取り合い、お互いに電話をかけあったりしています。力の及ぶ限り、彼らのサポートをしています。これは私たちの戦争ではない、私たちは彼らウクライナの味方だ、ロシアの味方ではないと証明しようとしているけれど。

(開戦前に)クリミアからロシアでなく、キエフに向かった人もいます。大学で勉強するためです。はじめは空爆避難所から電話してくるのを待っていたけれど、後で(ウクライナの)領土防衛隊に入隊したと伝えてきました。彼のことがとても心配です。私たちの親戚なのですから。

ある同僚は泣いています。お姉さんがマリウポリに住んでいる。お姉さんともう5日も連絡がとれない。ここのところマリウポリはすさまじい爆撃にさらされているでしょう。ひょっとしたらもう避難して、ポーランドにいるかもよ、などと希望を持つよう言うけれど……。いいえ、姉は避難できない、病気の夫と子どもがいるのだもの、高層マンションの5階に住んでいて、外に出ることすらできないのだもの、と同僚は言う。お姉さんが見つかるよう、祈るばかりです。

別の同僚は卒倒しかけています。子どもがロシア軍務についている。3カ月前に動員されました。初めは良かった。軍のトラック運転手になって、部隊もモスクワ近郊にあったから……。その同僚は子どもがいずれウクライナへ派遣されるのを恐れているけれど、どうすることもできない。なぐさめようもない。私自身、それがこわい。

とてもたくさんの私の友人たちが、この犯罪的な戦争から子どもをかくまおうとしています。徴兵の年齢に達した男の子たちの多くが、アルメニアやグルジア(ジョージア)へ逃れました。でなければイスラエルへ。これらの国はビザなしで行けるのです。なかにはヨーロッパかイスラエルに縁者のいる人もいる。でも、おおかたの人たちにはいない、単純に戦争から逃れたのです。女の子たちも、将来を考えてロシア国外へ送り出した人が多い。

大人たちも逃れました。私の友人で物書きの女性がいますが、ロシアに夫を残して去りました、夫は病気のお母さんを残して行けなかったのです。私の武器は言葉だ、考えていることを言うことができないのなら、ここから去らなければならない、とその人は言っている。

多くの人たちがこうやって国外へ去りました、言論の自由のためにです。

それと同時に、たいへん多くの人たちが戦争を支持し、ウラジーミル・プーチンを支持しています。むろん彼らも怪物じみたプロパガンダの犠牲者なのですが、だからといって犯罪の責任を免れるわけではない。責任逃れはまったくできない。

もしプーチンが先制攻撃しなければ、NATO(北大西洋条約機構)とウクライナのほうからロシアへ攻めてきただろう、などとばかげたことを言っている。それから、対ロシア用にウクライナがアメリカと生物兵器を開発した、それをやめさせる必要があった、などというたわごとを、どの人も繰り返している。中央の放送局でこう言われていて、それを人々はおうむ返しにしているのです。

ある知り合いの家では、母親が戦争反対、リベラル派です。父親はプーチン支持です。際限なく口論し、いまは離婚したがっている。彼らは80代の老人です。

職場でも2人の若者が殴り合いになるところでした。1人(ウクライナ人)が、モスクワにNATO軍がいたら良かったのに、などと口にしたのです。すると、もう1人(ロシア人、とても信心深い正教徒)が、おまえを即座に撃ち殺してやりたい、などと怒鳴ったのです……。

また別の同僚は、とても善良な正教徒だけれど、(ウクライナ東部の)ドンバスの子どもたちや住人をとてもかわいそうに思うわりには、ウクライナの子どもたちやロシアの兵隊のことは、どうやらどうでもいいみたい。

さらに別の同僚は、ウクライナの人たちの嘆きや爆撃された建物、泥道に横たわるロシア人兵士の死体が映った報道を見て、これはフェイクだ、実際とはちがうのだ、と言う。

プーチンに従わず、反プーチンのデモに何年も参加してきた私たち自身、いまとても悪い立場に置かれています。私たちはプーチンにも、西側にも、自分自身の良心にも、いちどきにたたかれ続けているのです。

戦争への態度を表明することすらむずかしい。戦争を戦争と言うことすらできない。私たちのプロパガンダ用語では、今起こっていることは戦争ではなく、特殊作戦だという……。

戦争反対の署名のために仕事を辞めさせられる。デモに出れば、こん棒で殴られたうえに監獄へ入れられる。フェイスブックにあからさまなポストをすれば、これも監獄へ入れられるおそれがある。

知らない人たちと今起こっていることについて意見を口にすることすら危うい、密告されるおそれがある。どこかの国家機関へ出向けば、敵の後方に潜り込む気がする。前線でなにが起こっているのか正しい情報を得るのはもっと難しい。リベラル系のマスメディアは、ほとんどぜんぶ遮断されてしまった。

私たち皆の考えでは、プーチンはウクライナばかりでなく、ロシアをも殺したのです。精神的にも、経済のうえでも。

世界的なブランド、主要なものもそうでないのも、ぜんぶ撤退していく、でもいまやロシア人はヨーロッパ人のように生活することに慣れてしまった。

今日、ロシアからマクドナルドが撤退すると告知されました。マクドナルドには普段むしろ軽蔑的に接してきましたが、ロシアにとってこれは象徴的な撤退です。ロシアにマクドナルドがやってきたことから、あたらしい、ポスト共産主義時代が始まりました。最初にマクドナルドが現れたとき、行列が何キロもできたものです。それまで一度もこういうものを見たことのなかったロシア人は、ビッグマックや袋に入ったフライドポテトを、まるで高級フランス料理のように見なしたものでした。マクドナルドの撤退は象徴的なできごとです。これはかつての民主的なロシア、ゴルバチョフとエリツィンの築いたロシアの終わりを意味するのです。(翻訳 太田丈太郎・熊本学園大学教授、手記は敬称略)

SNSで拡散したかったのですが、拡散の仕方がわからなかったので、ブログに掲載させていただきます。

朝日新聞社さん、してはいけない行為だったらご指摘ください。

今は、ロシア国内で弾圧され孤立する反戦の思いを持つ人々を励まし、つながり、ファシストと言っていいプーチン体制を葬り去るために国際的につながろう。